47都道府県Tier表の作り方|評価軸・統計年・未訪問の扱いを明記する
公開: 2026-05-11 / 更新: 2026-07-16 / Sortpia編集部
47都道府県Tier表は、何のための評価かを決めずに作ると、自治体や住民の優劣を断定する表に見えます。観光、居住、交通、食、自然、統計は必要なデータと利用者が違います。この記事では、目的と想定利用者を一つに絞り、基準年、人口や面積による調整、都道府県内の地域差、訪問経験の有無、災害・犯罪等の慎重な扱い、地図・写真の権利まで整理する方法を説明します。
1. 評価目的と想定利用者を一つに絞る
「良い県」ではなく、「公共交通だけで週末旅行しやすい」「子育て世帯が公式支援を比較する入口」「自分が再訪したい」等、用途を一文で決めます。居住と観光、仕事と余暇、都市部と自然環境を一つの総合点へ混ぜないでください。
想定利用者の年齢、世帯、移動手段、予算、必要な支援によって結論が変わります。個人の好みを扱う場合は主観表、公開統計を扱う場合はデータ表と明示し、両者を同じ根拠として混ぜません。
2. 統計の年・定義・単位をそろえる
人口、所得、物価、医療、教育、交通、観光客数等は、調査年、対象、集計単位が異なります。国・自治体・公的統計の定義を確認し、同じ年または比較可能な期間を使います。総数だけでなく、人口当たり、世帯当たり、面積当たり等、目的に合う分母を選びます。
順位だけを転載せず、出典名、表名、基準日、単位、欠損の扱いを示します。調査方法が変わった系列や推計値を実測値とつなげず、最新データが揃わない県は保留または別年として扱います。
3. 都道府県内の地域差を隠さない
同じ都道府県でも、県庁所在地、郊外、離島、山間部で交通、物価、医療、気候が大きく異なります。県平均を特定の市町村へそのまま当てはめず、評価対象が県全体、主要都市、特定ルートのどれかを明記します。
面積や人口構成の違いも考慮します。「店舗が多い」なら総数と人口当たり、「駅が多い」なら路線網と利用可能な範囲を分けます。離島や遠隔地を欠点として単純に下げず、評価目的との関係を説明してください。
4. 訪問経験・居住経験・未経験を区別する
訪問した場所と期間、季節、移動手段、宿泊の有無を記録します。旅行一回の印象から居住しやすさを断定せず、居住経験も特定地域・時期の経験として扱います。未訪問県は公開情報だけで評価済みにせず、未評価または資料調査枠へ分けます。
出身地や居住地への愛着は「個人の好み」として明示できます。地域の住民像、性格、能力等へ一般化せず、食事、景観、移動、施設等、確認した体験を対象にしてください。
5. 災害・犯罪・医療を単純な安全順位にしない
災害リスクは地震、津波、洪水、土砂、火山、豪雪等で異なり、同じ県内でも地点ごとに変わります。ハザードマップや避難情報を確認し、県単位のTier表だけで居住・旅行の安全判断をしないよう案内します。
犯罪統計は届出、人口、昼間人口、分類等の影響を受けます。医療も施設数だけでなく診療科、距離、受入条件が関係します。不安をあおる見出しや、地域・住民を危険と決めつける表現を避け、必要な判断は自治体・専門機関の最新情報へつなぎます。
6. ランク名は目的に対応させる
S・A・Bだけでなく、「車なし2泊で回りやすい」「計画に追加調査が必要」「冬季条件を再確認」等、次の行動が分かる名前を検討します。下位を侮辱語にせず、評価対象外やデータ不足を最下位へ押し込まないでください。
複数軸を示したい場合は、交通、費用、自然等の別表を作り、総合表では重みを明記します。読者が自分の条件に置き換えられるよう、配置理由と評価が変わる条件を短く書きます。
7. 地図・観光写真・自治体ロゴの権利を確認する
自治体や観光サイトの写真、地図、路線図、ロゴ、キャラクターは、公共機関が公開していても自由利用とは限りません。オープンデータはライセンス、改変表示、出典、更新日を確認します。地図サービスのスクリーンショットも各サービスの条件に従います。
自分で撮影した写真では、人物、車両番号、住宅、施設内ルール、位置情報を確認します。許可を確認できない場合は都道府県名の文字ラベルと、公的統計・自治体ページへのリンクで構成してください。
8. 公開後はデータ更新と訂正を管理する
タイトルと冒頭に評価目的、想定利用者、基準年、出典、訪問範囲を記載します。統計更新、制度変更、災害・運休等の一時情報で結論が変わる場合は更新日を残し、古い情報を現在のものとして表示しません。
コメントでは「どの市町村・時期・条件で異なったか」を尋ね、地域への攻撃は通報・削除します。指摘を受けたら一次資料を確認し、訂正内容と日付を残してください。
よくある質問
Q. 47都道府県を総合順位にできますか?
A. できますが目的と重みが曖昧になりやすいため、観光・居住・交通等を分け、総合する場合は計算方法を示してください。
Q. 未訪問県はどう扱いますか?
A. 未評価または資料調査枠へ分けます。公開情報だけの評価と実体験を同じ根拠として混ぜません。
Q. 最新統計だけを使えば公平ですか?
A. 調査年だけでなく定義、単位、分母、欠損、調査方法をそろえる必要があります。
Q. 犯罪や災害で安全Tierを作れますか?
A. 県内差と指標の限界が大きいため、単純な安全判断には使えません。地点別の公的情報へ案内してください。
Q. 自治体サイトの写真を使えますか?
A. 公共サイト掲載でも自由利用とは限りません。利用規約・オープンデータライセンスを確認できなければ文字ラベルを使います。
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